ポリファーマシーの形成要因|第112回医師国家試験F44

第112回医師国家試験 F44(2018年)

正答:c・d・e

問題

ポリファーマシーの要因になるのはどれか。3つ選べ。

a.残薬の増加

b.処方日数の短期化

c.医療施設間連携の欠如

d.複数医療機関からの処方

e.複数疾患をもつ高齢者の増加

正答の理由

複数疾患への処方が積み重なり、複数施設が互いの処方を把握できないと、重複投与や不適切な薬剤の継続につながる。医療施設間連携の欠如、複数医療機関からの処方、多疾患をもつ高齢者の増加が要因となる。ポリファーマシーは単なる薬剤数の多さではなく、薬物有害事象や服薬の困難など問題を伴う多剤使用を指す。

各選択肢の検討

a.残薬は服薬の負担や不適切な使用の結果・兆候となるが、この問題では多剤処方を形成する主な原因として選ばない。

b.処方日数を短くすること自体は、薬剤数の増加を直接もたらす主因ではない。

c.正しい。情報連携が不足すると処方全体を把握できず、重複や不要薬の継続が起きやすい。

d.正しい。施設ごとに処方が重なり、全体の評価が不十分になるリスクがある。

e.正しい。併存疾患が増えるほど治療薬が積み重なりやすくなる。

覚えるポイント

多疾患・複数施設処方に対し、処方全体を共有して適正化する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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