自我意識の障害と離人症|第112回医師国家試験F15

第112回医師国家試験 F15(2018年)

正答:d

問題

自我障害と考えられる症状はどれか。

a.恐怖

b.自閉

c.両価性

d.離人症

e.強迫観念

正答の理由

離人症では、自分の身体や精神活動が自分のものとして実感できない、自分から離れたように感じるといった体験がみられます。自己についての実感に関わる異常として、自我障害に位置付けられます。体験の奇妙さに本人が気付いていることが多く、現実検討の障害と同じではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。主に感情の症状です。

b.誤り。この文脈の自閉は外界との接触を避け内的世界に閉じこもる傾向をいい、自我の実感が失われる離人症とは区別します。

c.誤り。同じ対象に相反する感情や態度を同時に抱くことです。

d.正しい。自己の身体や精神活動に対する実感が変化する、自我意識の障害です。

e.誤り。不合理と分かっていても反復して浮かぶ考えです。通常は自分の思考として認識される点を、思考を外から入れられる体験などと区別します。

覚えるポイント

離人症は、自分の身体や精神活動に対する実感の変化。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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