第112回医師国家試験 F12(2018年)
正答:c
問題
頭部MRI(別冊No.1①〜⑤)を別に示す。
黒質が映っている断面はどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤

正答の理由
黒質は中脳にあり、大脳脚のすぐ背側、被蓋との境界付近に位置します。③は中脳を通る断面です。黒質が大脳基底核の回路に属することと、解剖学的に中脳にあることを区別します。
画像の見方
①は大脳高位、②は側脳室を含む高さです。③では左右の大脳脚とその間の脚間槽を含む中脳が見え、黒質を含む断面と判断できます。④・⑤はそれより下方の脳幹を通っています。通常のT1強調像で黒質の細かな境界を直接描き分けるのではなく、周囲の構造から高さを判断します。
各選択肢の検討
a.誤り。大脳高位の断面で、中脳を通っていません。
b.誤り。側脳室が見える大脳の断面で、中脳より上方です。
c.正しい。中脳を通り、大脳脚の背側に黒質が位置する高さです。
d.誤り。橋を通る断面で、黒質が位置する中脳より下方です。
e.誤り。さらに下方の脳幹・小脳を通る断面で、中脳黒質の高さではありません。
覚えるポイント
黒質は中脳、大脳脚の背側に位置する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。