システムレビューの目的|第112回医師国家試験E10

第112回医師国家試験 E10(2018年)

正答:e

問題

医療面接におけるシステムレビュー〈review of systems〉で正しいのはどれか。

a.時系列に沿って病歴聴取を行う。

b.患者の言葉で既往歴を体系的に話してもらう。

c.エビデンスを体系的にまとめて患者に説明する。

d.医療面接の最後に聴取した病歴の要約を述べる。

e.主訴と関係のない症状を含め臓器系統別に病歴を聴取する。

正答の理由

システムレビューは、全身、呼吸器、循環器、消化器などの臓器系統ごとに症状を確認し、主訴からの問診だけでは漏れた情報を補う作業です。必要性に応じて主訴と直接関係しない症状も聴取します。研究論文をまとめるシステマティックレビューとは異なります。

各選択肢の検討

a.誤り。主に現病歴の経過を整理する方法であり、臓器系統別の確認とは異なります。

b.誤り。患者の自由な語りや既往歴聴取の方法を述べており、システムレビューの定義ではありません。

c.誤り。研究知見の整理・説明のことであり、症状を系統別に尋ねる面接手法ではありません。

d.誤り。聴取内容の要約は重要ですが、システムレビューそのものではありません。

e.正しい。系統別の質問で、関連症状と見落とした症状を確認します。

覚えるポイント

ROSは臓器系統別の症状確認。現病歴の時系列整理や文献のsystematic reviewと区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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