筋肉内注射の部位と安全性|第112回医師国家試験E6

第112回医師国家試験 E6(2018年)

正答:d

問題

筋肉注射に適さないのはどれか。

a.三角筋

b.大殿筋

c.中殿筋

d.上腕二頭筋

e.大腿四頭筋(外側広筋)

正答の理由

通常の筋肉内注射では、三角筋、外側広筋、殿部の適切な部位などを用います。上腕二頭筋は標準的な筋注部位ではなく、dが公式正答です。ただし大殿筋への背側殿部注射は坐骨神経損傷や皮下への誤注入の危険があり、現在、特にワクチン接種や小児では推奨部位を別に選びます。試験で正答でないことを「どの患者・薬剤にも安全」と解釈しません。

各選択肢の検討

a.本問では適する部位です。筋量や注入量に注意し、肩の高すぎる位置や神経に近い位置を避けます。

b.本問では不適肢に選ばれていません。従来の殿部筋注部位ですが、坐骨神経と皮下脂肪の問題があり、ワクチンなどでは推奨されない場合があります。

c.本問では適する部位です。腹側殿部の適切なランドマークを用いる方法では、大きな神経・血管を避けやすい利点があります。

d.正答。通常の筋注部位として選択しません。上腕への筋注で一般に用いるのは三角筋です。

e.本問では適する部位です。大腿前外側の外側広筋は、とくに乳幼児で用いる代表的な部位です。

覚えるポイント

上腕の代表的な筋注部位は三角筋。殿部への注射は部位・神経・薬剤別の推奨を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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