第112回医師国家試験 E1(2018年)
正答:b
問題
食物繊維の十分な摂取によって発症リスクが低下するのはどれか。
a.二次性高血圧
b.2型糖尿病
c.高尿酸血症
d.慢性膵炎
e.骨粗鬆症
正答の理由
食物繊維を十分に含む食事は、血糖上昇の抑制や体重管理に役立ち、2型糖尿病の発症リスク低下につながります。特に水溶性食物繊維は消化・吸収を緩やかにします。特定の食品だけで発症を防げるという意味ではなく、食事全体、活動量や体重などを合わせて考えます。
各選択肢の検討
a.誤り。腎疾患や内分泌疾患などを原因とする二次性高血圧の発症を、食物繊維で直接予防するという組合せではありません。
b.正しい。食物繊維の摂取は血糖・体重管理に役立ち、2型糖尿病予防の食事に位置付けられます。
c.本問では選びません。尿酸の管理では体重、飲酒、食事内容や基礎疾患等を評価しますが、この問いの代表的な予防対象は2型糖尿病です。
d.誤り。慢性膵炎では飲酒・喫煙等の危険因子が重要で、食物繊維摂取を発症予防の中心にはしません。
e.誤り。骨の健康ではカルシウム、ビタミンD、運動等が重要です。食物繊維自体がこの中で最も直接的な予防因子ということではありません。
覚えるポイント
食物繊維を十分に含む食事は2型糖尿病の予防と血糖管理に役立つ。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。