疼痛と熱感を伴う殿部膿瘍の排膿|第112回医師国家試験D18

第112回医師国家試験 D18(2018年)

正答:a

問題

60歳の女性。殿部の疼痛を主訴に来院した。疼痛のために座ることも困難であるという。殿部には熱感があり、圧痛を認める。殿部の写真(別冊No.5)を別に示す。

治療として最も適切なのはどれか。

a.切開排膿

b.湿布薬貼付

c.紫外線照射

d.抗ウイルス薬点滴静注

e.副腎皮質ステロイド軟膏塗布

正答の理由

強い疼痛・熱感・圧痛を伴う殿部病変で、公式正答は切開排膿です。皮膚・皮下の膿瘍など膿がたまった病変を想定し、排膿で感染源を制御します。ただし公開PDFでは写真が非公開で、病変の形・波動や排膿点は視認できません。発赤の広がり、全身症状、免疫状態等に応じて培養や抗菌薬併用も検討します。

画像の見方

殿部写真(別冊No.5)は厚生労働省の公開PDFでは非公開です。本文と公式正答から排膿を要する病変を想定して説明しており、皮膚の具体的外観を画像で確認したとは扱っていません。

各選択肢の検討

a.公式正答。膿瘍の治療は貯留した膿を排出することが基本です。

b.疼痛を和らげても膿の貯留を解消できず、根本治療になりません。

c.膿瘍に対する標準治療ではありません。

d.帯状疱疹などの治療に用いますが、本問の公式正答が想定する膿瘍の治療ではありません。

e.排膿を必要とする化膿性病変をステロイド外用で治療しません。感染を悪化させるおそれがあります。

覚えるポイント

膿がたまった病変は排膿が基本。全身状態・周囲炎症・免疫状態から抗菌薬併用を判断する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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