第112回医師国家試験 D15(2018年)
正答:a・b・c
問題
肺移植の適応となる疾患はどれか。3つ選べ。
a.肺リンパ脈管筋腫症〈LAM〉
b.特発性肺線維症〈IPF〉
c.特発性肺動脈性肺高血圧症
d.肺アスペルギルス症
e.肺小細胞癌
正答の理由
治療を行っても進行する重症のLAM、IPF、特発性肺動脈性肺高血圧症は、肺移植を検討する対象疾患です。病名だけで適応が確定するのではなく、病状・治療反応、他臓器機能、感染症、悪性腫瘍などを総合的に評価します。
各選択肢の検討
a.正しい。進行したLAMは肺移植の対象となります。
b.正しい。進行性のIPFは代表的な対象疾患です。
c.正しい。薬物治療等で十分な改善が得られない重症例で検討します。
d.誤り。活動性の真菌感染症を肺移植で治すという適応ではありません。移植後の免疫抑制下での感染増悪が問題です。治療済み感染歴等は別に個別評価します。
e.誤り。活動性肺小細胞癌は移植後再発・進展の危険が高く、肺移植の適応疾患ではありません。
覚えるポイント
肺移植は末期の進行性肺疾患が対象。活動性感染・悪性腫瘍を評価する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。