第112回医師国家試験 D11(2018年)
正答:c・d
問題
労働形態と健康障害の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
| 選択肢 | 労働形態 | 健康障害 |
|---|---|---|
| a | 重量物取扱い作業 | 職業性頸肩腕障害 |
| b | 食品冷凍作業 | 網膜損傷 |
| c | 中腰作業 | 職業性腰痛 |
| d | 振動工具作業 | Raynaud現象 |
| e | VDT作業 | 白内障 |
正答の理由
中腰姿勢は腰部に負担をかけ職業性腰痛につながります。手持ち振動工具の長期使用は末梢循環障害を生じ、Raynaud現象の原因となります。作業の負担部位と物理的因子を対応させる問題です。
各選択肢の検討
a.本問の正答ではありません。代表的な対応は重量物取扱いと腰痛です。ただし上肢への過大な重量負荷も上肢障害の要因になり得るため、頸肩腕障害が絶対に起こらないという説明は不正確です。
b.誤り。寒冷作業では凍傷等が問題となります。網膜火傷等は赤外線やレーザー光線への曝露との対応です。
c.正しい。不自然な前屈・中腰姿勢が腰部へ負担をかけます。
d.正しい。振動障害による末梢循環障害で、手指の白色化などが生じます。
e.誤り。VDT作業では眼精疲労・ドライアイや頸肩腕の負担等を考えます。白内障を代表的障害とする組合せではありません。
覚えるポイント
中腰=腰痛、振動工具=末梢循環障害・Raynaud現象。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。