第112回医師国家試験 D7(2018年)
正答:d
問題
皮膚疾患と浸潤細胞の組合せで正しいのはどれか。
| 選択肢 | 皮膚疾患 | 浸潤細胞 |
|---|---|---|
| a | Sweet病 | マクロファージ |
| b | 固定薬疹 | 形質細胞 |
| c | 尋常性狼瘡 | 好酸球 |
| d | 色素性蕁麻疹 | 肥満細胞 |
| e | 移植片対宿主病〈GVHD〉 | 好中球 |
正答の理由
色素性蕁麻疹は皮膚肥満細胞症の一型で、皮膚に肥満細胞が増加します。病名の蕁麻疹という言葉だけでなく、特徴的な浸潤細胞を対応させます。
各選択肢の検討
a.誤り。典型的なSweet病では真皮の好中球浸潤が特徴で、マクロファージ優位の組合せではありません。
b.誤り。固定薬疹は主にT細胞による反応で、表皮基底層の障害等を生じます。形質細胞が代表的な浸潤細胞ではありません。
c.誤り。皮膚結核の一型で、類上皮細胞・巨細胞等を含む肉芽腫を形成します。好酸球優位の病変ではありません。
d.正しい。皮膚に肥満細胞が集積します。
e.誤り。皮膚GVHDではリンパ球が表皮細胞を傷害し、基底層障害・角化細胞壊死等を生じます。好中球が代表的ではありません。
覚えるポイント
Sweet病=好中球、色素性蕁麻疹=肥満細胞。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第112回医師国家試験問題および正答
- DermNet:色素性蕁麻疹と肥満細胞
- DermNet:Sweet病の病理所見
- DermNet:固定薬疹の免疫反応
- DermNet:皮膚結核の病理
- DermNet:GVHDの病理
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。