妊娠中の喫煙と禁煙指導|第112回医師国家試験C50

第112回医師国家試験 C50(2018年)

正答:a・e

問題

40歳の初妊婦。妊娠6週の問診で、20歳から喫煙を開始し、現在も20本/日喫煙していることが分かった。

妊婦への説明として適切なのはどれか。2つ選べ。

a.「早産の可能性が高くなります」

b.「急に禁煙すると胎児に危険です」

c.「胎児形態異常の頻度は2倍に上昇します」

d.「妊娠12週になるまでは禁煙してください」

e.「赤ちゃんの体重が小さくなりやすいと言われています」

正答の理由

妊娠中の喫煙は胎児発育不全・低出生体重や早産などのリスクを高めます。妊娠前からの禁煙が望ましく、妊娠が判明してからでも、妊娠のどの時点でも禁煙を支援します。特定の妊娠週数を過ぎれば再喫煙してよいわけではありません。

各選択肢の検討

a.正しい。喫煙は早産のリスクを高めます。

b.禁煙そのものが胎児に危険という説明は誤りです。依存や離脱症状も考慮して支援します。

c.一部の形態異常との関連はありますが、全形態異常の頻度が一律2倍になるとは説明できません。

d.12週までに限定しません。妊娠全期間、産後も禁煙を継続するよう支援します。

e.正しい。胎児発育への悪影響と低出生体重のリスクがあります。

覚えるポイント

妊娠中の喫煙は早産・胎児発育不全のリスク。禁煙はいつからでも有益。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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