閉塞性ショックと中心静脈圧|第112回医師国家試験C17

第112回医師国家試験 C17(2018年)

正答:b・d

問題

ショックをきたす病態で早期から中心静脈圧が上昇するのはどれか。2つ選べ。

a.敗血症

b.緊張性気胸

c.異所性妊娠破裂

d.心タンポナーデ

e.アナフィラキシー

正答の理由

緊張性気胸と心タンポナーデは静脈還流や心臓の拡張・充満を妨げる閉塞性ショックです。障害部位の上流である大静脈・右房側の圧が上がり、中心静脈圧上昇や頸静脈怒張を認めます。出血や血管拡張によるショックでは通常、充満圧は低下します。実際の値は併存する循環血液量減少や人工呼吸等にも影響されます。

各選択肢の検討

a.血管拡張・血管外への液体移動が基本で、早期からの中心静脈圧上昇を特徴としません。心機能低下や輸液後には上がる場合があります。

b.正しい。胸腔内圧上昇により静脈還流が障害されます。

c.腹腔内出血により循環血液量が減少します。

d.正しい。心膜腔内圧上昇が心室充満を妨げ、静脈圧が上昇します。

e.血管拡張と血管透過性亢進による相対的循環血液量減少が主です。

覚えるポイント

閉塞性ショックでは低血圧と静脈圧上昇の組合せに注目。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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