洞性頻脈とカテーテル治療の適応|第112回医師国家試験C13

第112回医師国家試験 C13(2018年)

正答:a

問題

疾患と用いられる治療との組合せで誤っているのはどれか。

選択肢 疾患 用いられる治療
a 洞性頻脈 カテーテルアブレーション
b 急性冠症候群 経皮的冠動脈インターベンション
c 頸動脈狭窄症 ステント留置術
d 腹部大動脈瘤 ステントグラフト留置術
e 閉塞性動脈硬化症 ステント留置術

正答の理由

通常の洞性頻脈では発熱・貧血・脱水・甲状腺機能亢進などの原因を評価し、その原因に対処します。頻拍回路や異常興奮を焼灼する治療を一律に行うわけではなく、aが誤りです。不適切洞性頻脈でも洞結節修飾等の有効性と合併症が問題となり、通常の第一選択ではありません。他の4つは病変・症状・全身状態等の条件により用いられる治療です。

各選択肢の検討

a.誤り。通常の洞性頻脈は原因の評価・治療が基本で、アブレーションを標準的に行いません。

b.適切な組合せ。責任冠動脈へのPCIが再灌流・血行再建の選択肢です。全例に同じ方法を行う意味ではありません。

c.適切な組合せ。症候性、狭窄度、解剖や手術リスク等に応じ、ステントまたは内膜剝離術等を選びます。

d.適切な組合せ。治療適応と解剖学的条件を満たす例ではステントグラフトで瘤内への血流を遮断します。

e.適切な組合せ。下肢動脈等の狭窄・閉塞に対する血管内治療として用いられます。

覚えるポイント

洞性頻脈では原因を探す。血管内治療は病名だけでなく適応・解剖条件で選ぶ。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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