胃粘膜下腫瘍を評価する超音波内視鏡|第112回医師国家試験C11

第112回医師国家試験 C11(2018年)

正答:c

問題

胃粘膜下腫瘍の診断に有用なのはどれか。

a.拡大内視鏡

b.色素内視鏡

c.超音波内視鏡

d.カプセル内視鏡

e.ダブルバルーン内視鏡

正答の理由

粘膜下腫瘍は正常粘膜の下に存在するため、表面の観察だけでは発生層や内部性状を十分に評価できません。超音波内視鏡〈EUS〉は胃壁の層構造と病変の由来層・大きさ・内部性状を評価でき、必要に応じて穿刺による組織採取も行います。ただしEUS像のみですべての腫瘍の組織型を確定できるわけではありません。

各選択肢の検討

a.粘膜表面の微細構造の観察が中心で、粘膜下の層構造評価には限界があります。

b.色素で粘膜の凹凸・範囲を見やすくしますが、壁内の病変評価の主役ではありません。

c.正しい。壁内の由来層や内部を評価でき、必要なら組織採取に結び付けられます。

d.主に小腸などの観察に用い、胃壁の層構造や病変の穿刺評価はできません。

e.主に小腸への深部挿入と処置のための検査で、本問ではEUSが適します。

覚えるポイント

正常粘膜に覆われた隆起はEUSで壁内の由来層を確認する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第112回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました