第112回医師国家試験 B25(2018年)
正答:b
問題
8か月の乳児。今朝からの発熱を主訴に母親に連れられて休日診療所に来院した。<u>①体をさすると開眼する</u>が、<u>②すぐに寝てしまう</u>。<u>③皮膚色はピンク色</u>で<u>④ツルゴールは軽度低下</u>している。<u>⑤口唇の乾燥は軽度</u>である。
この児において、重篤な疾患を疑う所見は下線のどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤
正答の理由
刺激で一度開眼しても、すぐ眠り込み覚醒を保てない点が重症感染症などを疑わせます。「目が開く」だけで意識状態が良好とは判断できません。軽度の脱水所見や正常な皮膚色も評価しますが、覚醒維持の障害が最も重大です。
各選択肢の検討
a.誤り。刺激への反応はありますが、その後に覚醒を保てるかまで評価します。
b.正しい。覚醒を維持できないのは重症リスク所見です。
c.誤り。正常な皮膚色は良い所見ですが、重症疾患を除外できません。
d.誤り。脱水を示しますが、この症例では「軽度」とされ、意識の所見を優先します。
e.誤り。軽度の脱水所見であり、覚醒を保てないことの方が重要です。
覚えるポイント
刺激への反応だけでなく、反応後の覚醒の持続を確認します。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。