第112回医師国家試験 B15(2018年)
正答:c
問題
咳嗽を伴うことが少ないのはどれか。
a.気管支喘息
b.細菌性肺炎
c.過換気症候群
d.慢性気管支炎
e.特発性肺線維症〈IPF〉
正答の理由
過換気症候群では必要以上の換気により二酸化炭素が低下し、呼吸困難感、めまい、口周囲・手足のしびれ、筋けいれん等を生じます。咳嗽を主な特徴とする疾患ではありません。一方、気道炎症・感染や肺線維症では咳嗽がよくみられます。咳が併存する場合もあり、喘息等の合併を否定する意味ではありません。
各選択肢の検討
a.咳嗽は主要症状の一つで、咳喘息では咳だけが目立つこともあります。
b.咳・痰・発熱等がよくみられます。
c.正しい。主に過換気と低二酸化炭素血症に伴う症状で、咳は典型的主症状ではありません。
d.持続・反復する咳と喀痰が特徴です。
e.進行する呼吸困難と乾性咳嗽がよくみられます。
覚えるポイント
過換気は呼吸困難・しびれが中心。IPFも乾性咳嗽をきたす。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。