第112回医師国家試験 B11(2018年)
正答:e
問題
酸素投与法、酸素流量と想定される吸入酸素濃度の組合せで正しいのはどれか。
| 選択肢 | 酸素投与法・酸素流量 | 想定される吸入酸素濃度 |
|---|---|---|
| a | 鼻カニューラ2 L/分 | 20% |
| b | 鼻カニューラ4 L/分 | 50% |
| c | マスク6 L/分 | 80% |
| d | リザーバー付きマスク7 L/分 | 50% |
| e | リザーバー付きマスク10 L/分 | 90%以上 |
正答の理由
公式正答はeで、リザーバー付きマスクを十分な流量で使用した際の高濃度酸素投与を想定した問題です。ただし、実際の吸入酸素濃度はマスクの種類・密着性、患者の吸気流量や換気量等で変わり、10 L/分なら必ず90%以上になるとは保証できません。現在の資料には非再呼吸式で10〜15 L/分、約60〜90%とするものもあります。リザーバーが吸気時に虚脱しない流量を確保し、酸素化を監視します。
各選択肢の検討
a.室内気は約21%で、通常の鼻カニューラ2 L/分では概ねそれを上回る濃度を想定します。
b.通常の鼻カニューラ4 L/分で50%と固定するのは適切でありません。
c.通常の単純マスク6 L/分は80%の高濃度投与器具ではありません。
d.高濃度を得る非再呼吸式では一般に10〜15 L/分を用い、7 L/分・50%を標準の組合せとはしません。
e.公式正答。ただし90%以上を全患者に保証する値と解釈せず、器具・換気条件による変動を考慮します。
覚えるポイント
酸素濃度は器具・流量だけで固定されず、密着と換気量にも左右される。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。