手足口病で確認する口腔と足底|第112回医師国家試験A69

第112回医師国家試験 A69(2018年)

正答:a・b

問題

4歳の女児。手掌の発疹を主訴に父親に連れられて来院した。全身状態は良好である。保育園で同様の発疹を呈する児がいるという。来院時の手の写真(別冊No.34)を別に示す。

診断確定のため観察する必要がある部位はどれか。2つ選べ。

a.咽頭

b.足底

c.外陰部

d.前額部

e.前胸部

手掌・手指に多発する小さな紅色発疹
別冊No.34 / 出典:厚生労働省・第112回A別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

保育園で同様の発疹があり、手掌に紅色の丘疹〜小水疱を認めることから手足口病を考えます。手以外に、口腔・咽頭粘膜の水疱やびらんと、足底の発疹を確認します。症状は全身状態が良くても出現し、すべての部位に必ずそろうとは限りません。

画像の見方

手掌と手指の掌側に小さな紅色の発疹が散在し、一部は小水疱状に見えます。周囲の流行状況と併せて手足口病を疑います。

各選択肢の検討

a.正しい。口腔から咽頭の粘膜病変を確認します。

b.正しい。足底も典型的な発疹部位です。

c.非典型例では外陰部等にも広がり得ますが、提示肢では典型的なa、bを優先します。

d.今回の分布と経過では、診断のためにまず確認する部位ではありません。

e.体幹病変がある例もありますが、本問ではa、bが適切です。

覚えるポイント

手掌の小水疱を見たら、口の中と足底も確認。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第112回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました