粘液水腫性昏睡を誘発する要因|第112回医師国家試験A9

第112回医師国家試験 A9(2018年)

正答:e

問題

粘液水腫性昏睡について正しいのはどれか。

a.男性に多い。

b.夏季に多い。

c.橋本脳症とも呼ばれる。

d.治療において甲状腺ホルモンの投与は必須ではない。

e.基礎にある甲状腺疾患に他の要因が重層して起こる。

正答の理由

重症の甲状腺機能低下を背景に、感染、寒冷曝露、鎮静薬、脳卒中などの誘因が加わり、代償が破綻して意識・呼吸循環障害を来します。甲状腺ホルモン補充と支持療法、誘因の治療が必要です。名称に「昏睡」とありますが、必ずしも深昏睡の状態に限りません。

各選択肢の検討

a.典型的には高齢女性で多く認めます。

b.寒冷が誘因となり、冬季に多い傾向があります。

c.自己免疫性脳症としての橋本脳症とは異なる病態です。

d.甲状腺ホルモンの補充は治療に必須です。

e.正しい。基礎の甲状腺機能低下と誘因の重なりを捉えます。

覚えるポイント

重症甲状腺機能低下+感染・寒冷・薬剤などの誘因。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第112回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました