第112回医師国家試験 A5(2018年)
正答:a
問題
Mallory-Weiss症候群について正しいのはどれか。
a.自然治癒する。
b.裂創は横走する。
c.病変は壁全層に及ぶ。
d.胃大彎側に好発する。
e.十二指腸にも病変が存在する。
正答の理由
嘔吐などによる急激な圧上昇により、食道胃接合部付近に縦走する粘膜裂創が生じる病態です。多くは出血が自然に止まり、裂創も治癒するためaが正答です。ただし持続出血や循環不全があれば、内視鏡的止血などの治療が必要です。
各選択肢の検討
a.正しい。多くは自然止血・自然治癒しますが、全例で治療不要という意味ではありません。
b.典型的な裂創は縦走します。
c.粘膜を中心とする裂創で、全層性破裂とは区別します。
d.食道胃接合部、胃噴門部の小彎側などに生じ、大彎側を好発部位としません。
e.十二指腸は本症の典型的な病変部位ではありません。
覚えるポイント
嘔吐後の縦走粘膜裂創はMallory-Weiss、全層性破裂とは区別。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。