第112回医師国家試験 A2(2018年)
正答:e
問題
続発性無汗症の原因とならないのはどれか。
a.糖尿病
b.Fabry病
c.Sjögren症候群
d.甲状腺機能低下症
e.自家感作性皮膚炎
正答の理由
無汗・乏汗は、発汗を支配する自律神経の障害、汗腺障害、内分泌・代謝疾患などで起こります。自家感作性皮膚炎は、原発の皮膚炎に続いて離れた部位へ湿疹反応が広がる病態で、これらと並ぶ無汗症の代表的原因ではありません。ここでの「続発性」は原因疾患がある発汗障害という意味で、Fabry病そのものが後天性という意味ではありません。
各選択肢の検討
a.自律神経障害により発汗低下を来し得ます。
b.遺伝性疾患ですが、糖脂質蓄積に伴う汗腺・神経の障害で無汗や乏汗を来します。
c.エクリン汗腺の障害等により発汗低下を来し得ます。
d.代謝低下に伴う皮膚乾燥や発汗低下を来し得ます。
e.正しい。本問で無汗症の原因として選ばない疾患です。
覚えるポイント
無汗症は神経・汗腺・内分泌代謝の原因を分けて考える。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第112回医師国家試験問題および正答
- 日本皮膚科学会:無汗症の原因
- Cleveland Clinic:無汗症の原因
- Endotext:Adult Hypothyroidism・皮膚の発汗低下
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。