尿素回路異常による高アンモニア血症|第112回医師国家試験A1

第112回医師国家試験 A1(2018年)

正答:e

問題

高アンモニア血症をきたす疾患はどれか。

a.Gaucher病

b.von Gierke病

c.Hurler症候群

d.メープルシロップ尿症

e.オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症

正答の理由

オルニチントランスカルバミラーゼ〈OTC〉は尿素回路の酵素です。欠損するとアンモニア由来の窒素を尿素へ処理できず、高アンモニア血症を来します。選択肢の中では尿素回路異常であるeが該当します。

各選択肢の検討

a.糖脂質が蓄積するライソゾーム病で、尿素回路酵素の欠損ではありません。

b.糖原病Ⅰ型で、低血糖・乳酸上昇などが中心です。

c.ムコ多糖症Ⅰ型で、グリコサミノグリカンが蓄積します。

d.分枝鎖アミノ酸の代謝障害です。高アンモニア血症を特徴とする尿素回路異常とは区別します。

e.正しい。尿素合成が障害され、アンモニアが蓄積します。

覚えるポイント

高アンモニア血症では尿素回路異常を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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