第111回医師国家試験 I35(2017年)
正答:a・b
問題
再生不良性貧血について正しいのはどれか。2つ選べ。
a.顆粒球減少
b.血小板減少
c.血清鉄低下
d.骨髄過形成
e.骨髄芽球増加
正答の理由
造血幹細胞が障害され骨髄の造血が低下するため、赤血球だけでなく顆粒球と血小板も減少します。骨髄は低形成となり、白血病のような芽球増加を特徴とはしません。
各選択肢の検討
a.正しい。顆粒球の産生も低下し、好中球減少は感染リスクにつながります。
b.正しい。血小板の産生低下により出血傾向を来し得ます。
c.誤り。本症は鉄欠乏性貧血と異なり、鉄の利用低下や輸血により血清鉄・貯蔵鉄が保たれる、または増加することがあります。
d.誤り。典型的には造血細胞が減少する低形成骨髄です。
e.誤り。芽球増加を特徴とする疾患ではありません。芽球が増えていれば白血病・骨髄異形成腫瘍などを評価します。
覚えるポイント
末梢血の汎血球減少と、骨髄の低形成を対応させる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。