飲酒と胃切除後の低血糖|第111回医師国家試験I34

第111回医師国家試験 I34(2017年)

正答:a・c

問題

低血糖をきたすのはどれか。2つ選べ。

a.大量の飲酒

b.乳糖不耐症

c.胃全摘術後

d.インターフェロン投与

e.非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉投与

正答の理由

大量飲酒では肝での糖新生が抑制され、特に空腹・低栄養時に低血糖が起こりやすくなります。胃全摘後は糖質が急速に小腸へ流入してインスリン分泌が過大となり、食後1〜3時間の後期ダンピングによる低血糖を来し得ます。

各選択肢の検討

a.正しい。食事を十分取らずに大量飲酒すると、とくに低血糖の危険が高まります。

b.誤り。乳糖の消化不良による腹痛・下痢などが主で、代表的な低血糖の原因ではありません。

c.正しい。急速な糖吸収後のインスリン過剰分泌で、後期ダンピングによる低血糖を起こし得ます。

d.誤り。本問の代表的な原因として選びません。インターフェロンは自己免疫性糖尿病などの糖代謝異常を起こし得ますが、まれな反応を含め低血糖が絶対にないとする意味ではありません。

e.誤り。通常投与で低血糖を来す代表としては選びません。薬剤・過量投与・併用薬・腎機能等による例外まで否定しません。

覚えるポイント

大量飲酒は糖新生抑制、胃切除後は後期ダンピングの反応性低血糖。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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