糖尿病足病変の血流・神経・感染|第111回医師国家試験I12

第111回医師国家試験 I12(2017年)

正答:b

問題

糖尿病性足壊疽で正しいのはどれか。

a.痛みを強く自覚する。

b.血行障害の併存がある。

c.両側対称性が特徴である。

d.末梢神経障害は合併しにくい。

e.深部の重症感染の原因菌はGram陽性球菌が多い。

正答の理由

糖尿病足病変では、末梢神経障害による知覚低下、末梢動脈疾患による虚血、感染が重なって潰瘍・壊疽を生じます。血行障害の併存を評価するbが正答です。血流障害の程度には個人差があり、全てが同じ機序で生じるわけではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。知覚低下によって重症でも疼痛が乏しいことがあります。痛みがないから安全とはいえません。

b.正しい。虚血は治癒不良や切断リスクに関わるため、末梢動脈疾患を評価します。

c.誤り。神経障害自体は対称性でも、潰瘍・壊疽は荷重や外傷、血流の違いによって非対称になり得ます。

d.誤り。末梢神経障害は重要な発症要因です。

e.本問では誤り。軽症感染ではグラム陽性球菌が中心ですが、深部・重症例ではグラム陰性菌や嫌気性菌を含む混合感染も考えます。重症でグラム陽性球菌が関与しないという意味ではありません。

覚えるポイント

糖尿病足病変は神経障害・虚血・感染を同時に評価する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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