リステリアのセフェム系への自然耐性|第111回医師国家試験I3

第111回医師国家試験 I3(2017年)

正答:c

問題

細菌性髄膜炎の原因菌でセフェム系抗菌薬が**有効でない**のはどれか。

a.緑膿菌

b.肺炎球菌

c.リステリア

d.インフルエンザ菌

e.クレブシエラ属菌

正答の理由

リステリアにはセフェム系が有効でなく、髄膜炎ではアンピシリンやアモキシシリンなどを用います。高齢者や免疫不全などリステリアのリスクがある髄膜炎では、第3世代セフェムだけで済ませず、リステリアを対象とする薬剤を追加します。他の菌でも菌種・耐性や薬剤ごとに有効性が異なります。

各選択肢の検討

a.誤り。セフタジジムやセフェピムなど、抗緑膿菌作用を持つセフェムがあります。全セフェムが有効という意味ではありません。

b.誤り。感受性に応じてセフトリアキソンなどを使用します。耐性を考慮した併用が必要な場合があります。

c.正しい。セフェム系での治療は期待できず、アンピシリンなどでカバーします。

d.誤り。第3世代セフェムなどが治療に用いられます。

e.誤り。感受性株には有効なセフェムがありますが、ESBL産生などの耐性は別に評価します。

覚えるポイント

髄膜炎の第3世代セフェムだけではリステリアをカバーできない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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