第111回医師国家試験 H14(2017年)
正答:b
問題
2,000 mLの維持輸液(電解質組成:Na⁺ 35 mEq/L、K⁺ 20 mEq/L、Cl⁻ 35 mEq/L)に相当する食塩〈NaCl〉の量に最も近いのはどれか。
a.2 g
b.4 g
c.6 g
d.8 g
e.10 g
正答の理由
Naは1価なので、35 mEq/Lは35 mmol/Lです。2 Lでは70 mmol。NaClの式量を約58.5 g/molとすると、0.070 mol×58.5 g/mol=4.095 gとなり、最も近い4 gを選びます。K量を加えた全陽イオン量で食塩相当量を求めないことが要点です。
各選択肢の検討
a.誤り。約1 L分のNaCl相当量に近く、2 L分としては小さい値です。
b.正しい。35 mmol/L×2 L×58.5 mg/mmol=4,095 mg≒4.1 gです。
c.誤り。計算値4.095 gより大きく、最も近い値ではありません。
d.誤り。Na量に基づく食塩相当量より大きい値です。
e.誤り。計算値の約2倍以上で、本問の輸液量・Na濃度と一致しません。
覚えるポイント
1価のNaではmEq=mmol。NaCl相当量=Na量(mmol)×58.5 mg/mmol。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。