第111回医師国家試験 H9(2017年)
正答:e
問題
皮内注射について正しいのはどれか。
a.注射部位をよく揉む。
b.インスリン投与に用いる。
c.注射後24時間は入浴を控える。
d.血液の逆流を確かめてから注入する。
e.刺入後は皮膚の表面と平行に針を進める。
正答の理由
皮内へ少量を注入するため、浅い角度で刺入し、皮膚表面にほぼ平行に進めます。ツベルクリン反応では小さな膨疹ができることを確認します。薬液や検査による個別指示は守りますが、強く揉むことや一律24時間の入浴禁止を皮内注射一般の原則としません。
各選択肢の検討
a.誤り。強く揉まず、局所を過度に刺激しないようにします。
b.誤り。通常のインスリン自己注射は皮下注射です。皮内注射の標準的用途として選びません。
c.誤り。例えばツベルクリン反応では通常の洗浄・入浴は可能とされます。局所をこすらず個別の指示に従います。
d.誤り。血液逆流を確認して注入する手技ではありません。皮内に浅く注入します。
e.正しい。浅く刺し、皮膚表面のすぐ下で進めることが要点です。
覚えるポイント
皮内は浅く、皮膚とほぼ平行に。強い揉みこみをしない。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第111回医師国家試験問題および正答
- CDC:Mantoux Tuberculin Skin Test、皮内投与手技
- Kent Community Health NHS:Mantoux test、注射部位のケア
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。