右MLF病変の核間性眼筋麻痺|第111回医師国家試験H8

第111回医師国家試験 H8(2017年)

正答:d

問題

右内側縦束〈MLF〉の病変で障害されるのはどれか。

a.左眼外転

b.左眼内転

c.輻湊

d.右眼内転

e.右眼外転

正答の理由

右内側縦束は、左外転神経核から右動眼神経核の内側直筋支配部へ水平共同注視の情報を伝えます。右MLFの障害では左方視時の右眼内転が障害されます。輻湊は通常保たれますが、保たれない例もあり、それだけでMLF病変を除外はできません。

各選択肢の検討

a.誤り。左方視で左眼は外転できます。外転眼振がみられることがありますが、外転麻痺とは異なります。

b.誤り。左眼内転は左MLFの障害で問題となります。

c.誤り。水平共同注視とは別の経路も関わるため通常保たれます。ただし全例で正常という意味ではありません。

d.正しい。MLF病変と同側眼の内転障害が核間性眼筋麻痺の中心所見です。

e.誤り。右眼外転の中心は右外転神経核・外転神経であり、単独の右MLF病変の特徴ではありません。

覚えるポイント

MLF病変では同側眼の内転障害、反対眼の外転眼振。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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