妊娠初期の無頭蓋・無脳症の超音波診断|第111回医師国家試験G31

第111回医師国家試験 G31(2017年)

正答:a

問題

妊娠10週の経腟超音波検査で診断できるのはどれか。

a.無脳児

b.前置胎盤

c.頸管無力症

d.羊水過多症

e.横隔膜ヘルニア

正答の理由

無頭蓋・無脳症の連続した病態では、頭蓋冠や脳の形態異常を妊娠初期から超音波で捉えられ、選択肢では無脳児が該当します。ただし妊娠10週で全例を確実に診断できるという意味ではなく、週数、観察条件、頭蓋骨の骨化時期を踏まえ専門的に評価します。

各選択肢の検討

a.正しい。頭蓋冠の欠如などから早期に異常を認識できる病態です。

b.誤り。早期の胎盤位置だけで、妊娠後半にも持続する前置胎盤を確定できません。

c.誤り。無痛性の頸管開大などを、病歴や妊娠中期以降の経過も含め評価します。妊娠10週の検査のみで決める病態ではありません。

d.誤り。一般に妊娠が進んでから羊水量を評価する病態で、本問の週数での早期診断としては該当しません。

e.誤り。超音波で検出し得ますが、通常この週数で確実に診断する代表的異常ではありません。

覚えるポイント

早期に見つけ得る異常と、その時点で全例を確定できることは区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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