慢性咳嗽の期間・病型別治療|第111回医師国家試験G22

第111回医師国家試験 G22(2017年)

正答:e

問題

慢性咳嗽について正しいのはどれか。

a.慢性咳嗽とは4週間以上継続する咳である。

b.アトピー咳嗽には気管支拡張薬が有効である。

c.降圧薬ではカルシウム拮抗薬が主な原因である。

d.咳喘息にはプロトンポンプ阻害薬が有効である。

e.副鼻腔気管支症候群にはマクロライド系抗菌薬が有効である。

正答の理由

成人の慢性咳嗽は一般に8週間以上続く咳です。副鼻腔気管支症候群では、慢性副鼻腔炎と下気道の病変に対してマクロライド系抗菌薬などを用います。長引く咳すべてに抗菌薬を投与するという意味ではなく、原因を見分けて治療します。

各選択肢の検討

a.誤り。成人では通常8週間以上であり、4週間ではありません。小児の定義とは分けます。

b.誤り。アトピー咳嗽は通常、気管支拡張薬に反応せず、抗ヒスタミン薬などを検討します。

c.誤り。代表的な原因薬はACE阻害薬です。

d.誤り。咳喘息は喘息として吸入ステロイドや気管支拡張薬などで治療します。PPIは酸逆流が関与する場合の薬です。

e.正しい。病型を確認した上でマクロライド療法を検討します。非結核性抗酸菌症などへの注意も必要です。

覚えるポイント

慢性咳嗽は原因別治療。ACE阻害薬、咳喘息、アトピー咳嗽、副鼻腔気管支症候群を区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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