ばち指と肺癌|第111回医師国家試験G15

第111回医師国家試験 G15(2017年)

正答:a

問題

手の写真(別冊No.2)を別に示す。

この症候を呈するのはどれか。

a.肺癌

b.結核腫

c.胸腺腫

d.肺分画症

e.自然気胸

指先の丸い膨隆と爪の弯曲増強。
No.2:手指の写真 / 出典:厚生労働省・第111回G別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

指先が丸く膨隆し、爪の弯曲が強いばち指を認めます。肺癌に伴う肥大性骨関節症などでみられる所見です。ただしばち指は肺癌に特異的ではなく、間質性肺疾患やチアノーゼ性心疾患などでも起こるため、画像だけで原因疾患を確定しません。

画像の見方

両手の指端が丸く膨隆し爪が弯曲。ばち指に合うが、写真のみで原因を確定しない。

各選択肢の検討

a.正しい。肺癌でばち指や肥大性骨関節症を生じることがあります。

b.誤り。孤立した結核腫の代表的な所見ではありません。

c.誤り。胸腺腫では重症筋無力症などの関連が重要で、ばち指の代表的原因として選びません。

d.誤り。肺分画症の典型的な症候ではありません。

e.誤り。自然気胸の典型的な症候ではありません。

覚えるポイント

新しく出たばち指では、肺癌を含む胸部疾患を検索する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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