T細胞の分画とHIV感染|第111回医師国家試験G11

第111回医師国家試験 G11(2017年)

正答:e

問題

T細胞について正しいのはどれか。

a.形質細胞に分化する。

b.自然免疫系に分類される。

c.末梢血リンパ球の約20%を占める。

d.細胞傷害性T細胞はCD4陽性である。

e.後天性免疫不全症候群〈AIDS〉ではCD4/CD8比が低下する。

正答の理由

HIVはCD4陽性T細胞を主に障害し、AIDSではCD4陽性細胞の減少に伴ってCD4/CD8比が低下します。T細胞は獲得免疫の中心を担い、CD8陽性の細胞傷害性T細胞とCD4陽性のヘルパーT細胞などに分かれます。

各選択肢の検討

a.誤り。形質細胞へ分化して抗体を分泌するのはB細胞です。

b.誤り。通常のT細胞は獲得免疫系を担います。

c.誤り。末梢血リンパ球の過半を占め、一般に約60〜80%です。個人差・測定条件があります。

d.誤り。典型的な細胞傷害性T細胞はCD8陽性です。

e.正しい。CD4陽性T細胞の減少に伴い比が低下します。治療状況などによる変動はあります。

覚えるポイント

B細胞は抗体、CD4はヘルパー、CD8は細胞傷害。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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