第111回医師国家試験 G10(2017年)
正答:e
問題
中心静脈カテーテルに関連する合併症として可能性が最も**低い**のはどれか。
a.血胸
b.敗血症
c.穿刺部血腫
d.静脈血栓症
e.心タンポナーデ
正答の理由
血胸、穿刺部血腫、カテーテル関連血流感染、静脈血栓症はいずれも重要な合併症です。本問は相対的に起こりにくい心タンポナーデを選びます。ただしカテーテルによる心臓・心膜内血管の穿孔などで実際に発生する重篤な合併症です。起こり得ないという意味ではなく、患者・挿入部位・留置条件によって頻度は変わります。
各選択肢の検討
a.誤り。穿刺や血管損傷により血胸が起こります。
b.誤り。カテーテル関連血流感染から敗血症を起こし得ます。
c.誤り。穿刺部の血管損傷による血腫は代表的な機械的合併症です。
d.誤り。留置に伴う静脈内血栓形成が起こります。
e.正しい。選択肢中で相対的に稀な合併症を選ぶ問題です。心タンポナーデの報告があり、急な循環不全時には鑑別します。
覚えるポイント
CVC留置後の急な循環不全では、稀でも心タンポナーデを見落とさない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。