第111回医師国家試験 G8(2017年)
正答:e
問題
母体における欠乏によって胎児に二分脊椎が発生しうるビタミンはどれか。
a.ナイアシン
b.ビタミンA
c.ビタミンB₁
d.ビタミンK
e.葉酸
正答の理由
葉酸は核酸合成などに関わり、妊娠前後の不足は二分脊椎など神経管閉鎖障害のリスクに関係します。神経管閉鎖は妊娠が分かる頃には進んでいるため、妊娠前からの適切な摂取が重要です。二分脊椎の原因が葉酸不足だけという意味ではありません。
各選択肢の検討
a.誤り。欠乏による代表的病態はペラグラです。
b.誤り。欠乏では夜盲などが問題となります。
c.誤り。欠乏では脚気やWernicke脳症などが問題となります。
d.誤り。欠乏では凝固因子の機能低下による出血が問題となります。
e.正しい。妊娠前後の適切な葉酸摂取は神経管閉鎖障害のリスクを減らします。
覚えるポイント
二分脊椎のリスク低減は妊娠前からの葉酸を考える。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。