鮮紅色の皮膚と一酸化炭素中毒|第111回医師国家試験G5

第111回医師国家試験 G5(2017年)

正答:e

問題

高齢者が自室内において心停止状態で発見された。

外因死を最も強く示唆するのはどれか。

a.吐血

b.尿失禁

c.瞳孔不同

d.角膜混濁

e.鮮紅色の皮膚

正答の理由

鮮紅色の皮膚は一酸化炭素ヘモグロビンの形成による色調を示唆し、室内での一酸化炭素中毒という外因を考える所見です。ただし毎例みられるわけではなく、皮膚色だけで死因を確定できません。現場状況や血中COHbなどを総合して判断します。

各選択肢の検討

a.誤り。消化管出血などの内因性疾患でも起こり、外因死を最も強く示す所見ではありません。

b.誤り。心停止や意識消失に伴ってみられ、死因を特定できません。

c.誤り。頭蓋内疾患や外傷などでみられ、外因に特異的ではありません。

d.誤り。死後変化などでも生じ、外因死を示す特異的所見ではありません。

e.正しい。一酸化炭素中毒などを疑う手掛かりです。現場の安全確保も必要です。

覚えるポイント

室内での倒れ込み+鮮紅色皮膚では一酸化炭素曝露を疑う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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