第111回医師国家試験 G1(2017年)
正答:c
問題
風疹に対する免疫がない人の割合が最も高いのはどれか。
a.1960年(昭和35年)生まれの男性
b.1960年(昭和35年)生まれの女性
c.1975年(昭和50年)生まれの男性
d.1975年(昭和50年)生まれの女性
e.1990年(平成2年)生まれの男性
正答の理由
出題当時、1975年生まれの男性は中学生女子を対象とした定期接種の対象外で、成人男性の免疫の空白が問題となっていました。2015年度調査でも30代後半〜50代前半の男性の抗体保有率は女性より低く、選択肢ではcを選びます。これは集団の傾向であり、個人の抗体の有無を生年だけで決めるものではありません。
各選択肢の検討
a.誤り。定期接種の対象外でも、より古い世代では自然感染によって免疫を得た人が多く、本問の最適肢ではありません。
b.誤り。女性のこの世代より、1975年生まれの男性で免疫の空白が問題になります。
c.正しい。当時の接種制度の対象から外れた男性世代です。
d.誤り。中学生女子への定期接種の機会があった世代です。
e.誤り。幼児期やその後の接種機会があった若年世代で、本問の最適肢ではありません。
覚えるポイント
風疹の免疫の空白は、出題時点の接種制度と自然流行の経験で考える。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。