地域連携クリニカルパスの役割|第111回医師国家試験F14

第111回医師国家試験 F14(2017年)

正答:c

問題

地域連携クリニカルパスについて誤っているのはどれか。

a.診療の標準化に役立つ。

b.施設間で診療計画を共有できる。

c.施設間の治療成績の比較に用いる。

d.脳卒中患者の在宅復帰に有用である。

e.患者が治療の経過を理解するのに役立つ。

正答の理由

地域連携クリニカルパスは、複数施設が役割を分担し、共通の診療計画・情報を共有して切れ目のない医療を提供するための仕組みです。施設間の治療成績を比較することが主目的ではありません。蓄積データを質改善に利用することはあり得ますが、その場合も患者背景などを考慮した別の評価が必要です。

各選択肢の検討

a.正しい。共通の計画・到達目標を用いて診療の標準化を支えます。

b.正しい。急性期から回復期、在宅などへ計画・情報を引き継ぎます。

c.誤り(正答)。連携のための共通計画であり、施設の治療成績を直接比べるための道具とする説明は適切ではありません。

d.正しい。脳卒中では急性期・回復期・生活期の連携を支え、在宅復帰と継続支援に役立ちます。

e.正しい。あらかじめ診療の見通しや施設ごとの役割を患者・家族へ説明できます。

覚えるポイント

地域連携パスは共通計画と役割分担で切れ目のない診療を支える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第111回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました