第111回医師国家試験 E48(2017年)
正答:c
問題
69歳の男性。心臓弁膜症手術直後で手術室に入室中である。循環動態が不安定であったため経皮的心肺補助〈PCPS〉と大動脈内バルーンパンピング〈IABP〉が留置されている。手術室を退室する前に撮影した胸部エックス線写真(別冊No.10)を別に示す。
肺動脈カテーテルはどれか。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤

正答の理由
肺動脈カテーテルは静脈から右房・右室を経て肺動脈へ進みます。③はその走行で肺門方向へ向かうカテーテルを指しています。術後には複数の管・ワイヤーが重なるため、矢印の近くの線だけでなく、挿入経路と先端の位置を連続して追います。
画像の見方
①〜⑤の矢印付き。③が肺門へ向かうカテーテルを指す。
各選択肢の検討
a.誤り。①は気管内のチューブを指し、右心系から肺動脈へ向かう管ではありません。
b.誤り。②は大動脈内のIABPのマーカーに相当し、肺動脈カテーテルではありません。
c.正しい。③が右心系を通って肺動脈へ至るカテーテルです。
d.誤り。④は下方から入る太い補助循環用カニューレを指しています。
e.誤り。⑤は胸郭外へ続く線を指し、肺動脈内のカテーテル先端ではありません。
覚えるポイント
術後の胸部X線は各ラインを挿入部から先端まで追う。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。