リファンピシンの酵素誘導とステロイド作用減弱|第111回医師国家試験E31

第111回医師国家試験 E31(2017年)

正答:c

問題

抗結核薬のうち副腎皮質ステロイドの効果を減弱させるのはどれか。

a.ピラジナミド

b.イソニアジド

c.リファンピシン

d.エタンブトール

e.ストレプトマイシン

正答の理由

リファンピシンは肝薬物代謝酵素を誘導し、副腎皮質ステロイドの代謝を促進します。併用によりステロイドの血中濃度や作用が低下するため、原疾患の悪化などに注意します。

各選択肢の検討

a.誤り。肝障害などに注意する薬ですが、この酵素誘導による作用減弱の代表ではありません。

b.誤り。肝薬物代謝の阻害による相互作用などを考える薬であり、本問の代表ではありません。

c.正しい。CYPなどの誘導によりステロイドの代謝を速め、効果を弱めます。

d.誤り。視神経障害などに注意しますが、この相互作用を選ぶ薬ではありません。

e.誤り。腎障害や聴覚・平衡障害などに注意するアミノグリコシド系薬であり、この酵素誘導の代表ではありません。

覚えるポイント

リファンピシンは酵素誘導で併用薬の作用を弱める。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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