第111回医師国家試験 E26(2017年)
正答:d
問題
たばこについて正しいのはどれか。
a.長期喫煙によって気道分泌が抑制される。
b.禁煙治療では喫煙本数の目標を設定する。
c.主流煙は副流煙よりも粒子状物質を多く含んでいる。
d.健康日本21(第二次)における妊婦の喫煙率の目標値は0%である。
e.禁煙でたばこ関連疾患の予防効果が期待できるのは70歳未満である。
正答の理由
出題当時の健康日本21(第二次)は、妊娠中の喫煙をなくすこと、すなわち喫煙率0%を目標としていました。禁煙の利益は高齢者にもあり、70歳を境に失われるものではありません。第二次は過去の計画として区別します。
各選択肢の検討
a.誤り。長期喫煙は気道炎症や粘液の過分泌を起こし、喀痰増加に関係します。
b.誤り。禁煙治療では禁煙開始日などを決め、喫煙をやめることを目指します。単に喫煙本数の目標を設定することを基本とはしません。
c.誤り。紙巻たばこの副流煙には粒子状成分も多く、タールの副流煙/主流煙比も1を超えます。主流煙の方が多いとはいえません。
d.正しい。第二次の目標は妊娠中の喫煙をなくす0%でした。
e.誤り。禁煙には年齢にかかわらず健康上の利益が期待できます。
覚えるポイント
妊娠中の喫煙率の目標は0%。禁煙の利益に70歳という上限はない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。