せん妄の誘発因子と喫煙・離脱の留保|第111回医師国家試験E13

第111回医師国家試験 E13(2017年)

正答:b

問題

せん妄のリスクファクターでないのはどれか。

a.肺炎

b.喫煙

c.低ナトリウム血症

d.尿道カテーテル留置

e.ベンゾジアゼピン系睡眠導入薬

正答の理由

肺炎などの感染症、電解質異常、不要なカテーテル、ベンゾジアゼピン系薬剤は、せん妄で確認すべき因子です。本問は喫煙を典型的な誘発因子から外してbを正答としています。ただし喫煙歴や急なニコチン離脱とせん妄・興奮との関連報告があり、喫煙が無関係または安全という意味にはできません。

各選択肢の検討

a.肺炎による感染・低酸素などはせん妄を誘発し得ます。

b.2017年の公式正答です。ただし急な禁煙によるニコチン離脱が過活動型せん妄と関連した原著報告があり、リスクを完全否定しません。

c.代謝性・電解質異常としてせん妄を起こし得ます。

d.不快感、行動制限、感染などを通じてリスクとなり得るため、不要な留置を避けます。

e.薬剤性せん妄の原因となり得ます。アルコール・薬剤離脱など、ベンゾジアゼピンが適応となる状況は別に判断します。

覚えるポイント

せん妄は感染・電解質・薬剤・環境を確認。喫煙とニコチン離脱も区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第111回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました