Alzheimer型認知症と遂行機能障害|第111回医師国家試験E10

第111回医師国家試験 E10(2017年)

正答:e

問題

Alzheimer 型認知症でみられるのはどれか。

a.身体失認

b.感覚性失語

c.肢節運動失行

d.半側空間無視

e.遂行機能障害

正答の理由

Alzheimer型認知症では記憶障害に加え、計画を立て、手順を組み立てて実行する遂行機能が障害されます。複雑な家事や金銭管理などが難しくなります。他の失語・失行・失認が進行例や非典型例に起こり得ることまで否定する設問ではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。身体の部位などの認知障害で、Alzheimer型認知症を代表する選択肢としては遂行機能障害を優先します。

b.誤り。言語理解の障害です。Alzheimer病でも言語障害はあり得ますが、この選択肢の中では遂行機能障害が適切です。

c.誤り。巧緻な運動の障害であり、本問の代表的な認知機能障害としては優先しません。

d.誤り。空間の片側へ注意を向けられない症候です。限局した脳病変などで重要となる所見です。

e.正しい。計画・段取り・実行に支障を生じ、Alzheimer型認知症でみられます。

覚えるポイント

Alzheimer型認知症では記憶だけでなく計画・段取りも障害される。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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