第111回医師国家試験 D60(2017年)
正答:12単位
問題
糖尿病患者に中心静脈栄養を開始した。速効型インスリンを混和した輸液で血糖値が安定したため、ブドウ糖とインスリンの割合を維持したまま明日から投与熱量を変更することとした。明日からの輸液に混和すべき速効型インスリンの量を求めよ。
ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数第1位を四捨五入すること。
| Na+(mEq/L) | K+(mEq/L) | ブドウ糖(%:g/dL) | アミノ酸(%:g/dL) | 投与量(mL/日) | 混和する速効型インスリン量(単位/日) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本日まで | 60 | 10 | 7.5 | 0 | 1,000 | 5 |
| 明日から | 50 | 0 | 12 | 2 | 1,500 | ①② |
解
答
:
①
②
単
位
正答の理由
本日までのブドウ糖量は7.5g/dL×10dL=75gで、これにインスリン5単位を混和しています。明日からは12g/dL×15dL=180gです。糖とインスリンの割合を一定にすると、5×180÷75=12単位になります。アミノ酸量や輸液の総量だけで比例計算せず、ブドウ糖の総量を比較します。
計算の手順
1.本日までの糖量:7.5%=7.5g/100mLなので、1,000mLでは75gです。
2.明日からの糖量:12%=12g/100mLなので、1,500mLでは180gです。
3.糖量の倍率:180÷75=2.4倍です。
4.インスリン量:5単位×2.4=12単位。小数点以下はなく、四捨五入による変更はありません。
覚えるポイント
糖量=糖濃度(g/dL)×輸液量(dL)。設問の比例条件ではインスリンも糖量の倍率を掛ける。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。