胎盤機能不全による肝発育抑制|第111回医師国家試験D9

第111回医師国家試験 D9(2017年)

正答:c

問題

胎盤機能不全が原因の胎児発育不全で、最も早期から発育が抑制されるのはどれか。

a.頭部

b.心臓

c.肝臓

d.副腎

e.肺

正答の理由

胎盤機能不全では酸素・栄養供給が不足し、脳や心臓などへの血流を優先する再配分が生じます。肝臓の発育や栄養蓄積は影響を受けやすく、腹囲が頭囲に比べて小さくなる不均衡な発育につながります。進行すれば頭部なども影響されるので、完全に保護されるとは限りません。

各選択肢の検討

a.誤り。脳血流を優先する適応があり、初期には頭部発育が相対的に保たれます。

b.誤り。重要臓器として血流が優先され、本問で最も早期から発育抑制を受ける臓器はcです。

c.正しい。肝発育は栄養供給低下の影響を受けやすく、腹囲減少の背景になります。

d.誤り。血流再配分で優先される臓器の一つで、cを選びます。

e.誤り。低酸素の影響は受け得ますが、本問で早期の発育抑制の指標となる臓器は肝臓です。

覚えるポイント

胎盤機能不全では肝発育・腹囲が影響され、頭部は相対的に保たれる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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