高齢初発てんかんの背景となる変性疾患|第111回医師国家試験D8

第111回医師国家試験 D8(2017年)

正答:d

問題

高齢者で初発するてんかんの原因として最も頻度が高い変性疾患はどれか。

a.多系統萎縮症

b.前頭側頭型認知症

c.Lewy小体型認知症

d.Alzheimer型認知症

e.筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉

正答の理由

高齢初発てんかんの背景疾患のうち、変性疾患として重要なのはAlzheimer型認知症です。脳血管障害なども高齢者てんかんの原因ですが、本問は変性疾患に限定しています。他の認知症でも発作はあり、「AD患者一人当たりの発作率が常に他疾患より最高」と同じ意味ではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。多系統萎縮症は自律神経障害、小脳失調、パーキンソニズムなどが中心です。

b.誤り。発作を伴う場合もありますが、本問の最頻の背景疾患としてはdです。

c.誤り。Lewy小体型認知症でも発作は生じ得ますが、公式正答はdです。

d.正しい。高齢初発てんかんの背景となる代表的な変性疾患です。

e.誤り。主に運動ニューロンが障害される疾患で、本問の最頻の背景疾患ではありません。

覚えるポイント

高齢初発てんかんではADを含む認知症も背景として検討。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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