患者の自己決定を支える情報提供|第111回医師国家試験C5

第111回医師国家試験 C5(2017年)

正答:e

問題

患者の自己決定を支援するための医師の行為として適切でないのはどれか。

a.患者の意向を聴く。

b.患者の質問を受ける。

c.複数の選択肢を提案する。

d.患者の感情に注意を向ける。

e.患者が不安になる情報提供は控える。

正答の理由

自己決定を支えるには、患者の意向や感情に配慮しながら、選択肢の利益・不利益など判断に必要な情報を伝えます。不安を招く可能性だけを理由に重要な情報を控えると、十分な理解に基づく選択ができません。理解度や知りたい範囲を確かめ、伝え方や説明の量・速度を調整します。

各選択肢の検討

a.適切です。何を大切にし、どのような治療を希望するかを確認します。

b.適切です。疑問に答えることで、患者が情報を理解し納得して選択できるよう支援します。

c.適切です。医学的に妥当な複数の選択肢があれば、その利益・不利益を説明して選べるようにします。

d.適切です。不安や迷いなどの感情を受け止め、意思決定の支援に反映します。

e.適切でありません。不安になるという理由だけで判断に必要な情報を控えず、患者に配慮した方法で説明します。

覚えるポイント

不安への配慮は、必要な情報を隠すことではなく、伝え方を工夫すること。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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