第111回医師国家試験 C2(2017年)
正答:a
問題
昏睡を呈する頭部外傷患者の初期診療において最優先すべきなのはどれか。
a.低換気の是正
b.頭部CTの撮影
c.目撃者からの情報収集
d.一次的脳損傷の修復治療
e.脳神経外科医へのコンサルテーション
正答の理由
昏睡を伴う頭部外傷では、まず気道・呼吸・循環を評価して安定させます。低換気がある場合は気道確保と適切な換気を優先し、低酸素血症などによる二次的脳損傷を防ぎます。検査や専門医への連絡を進める際も、呼吸の安定化を遅らせません。
各選択肢の検討
a.正しい。呼吸を安定させる処置は初期対応の最優先事項です。
b.誤り。頭蓋内病変の診断に重要ですが、低換気を放置して撮影を先行させません。
c.誤り。受傷機転などの情報は必要ですが、救命処置を優先します。
d.誤り。受傷時に生じた一次的脳損傷への対応より先に、全身状態を安定させ二次的脳損傷を防ぎます。
e.誤り。早期の専門医関与は必要ですが、相談のために気道・呼吸の処置を遅らせません。
覚えるポイント
頭部外傷もまずABC。低換気を是正して二次的脳損傷を防ぐ。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。