第111回医師国家試験 B27(2017年)
正答:d
問題
介護保険について正しいのはどれか。
a.被保険者は65歳以上である。
b.介護保険料は全国一律である。
c.主治医意見書には要介護度を記入する。
d.認知機能の障害は介護保険の対象となる。
e.地域包括支援センターは二次医療圏ごとに設置される。
正答の理由
介護保険は身体の障害だけでなく、認知機能の障害により介護や支援が必要な状態も対象とする。年齢による被保険者区分、要介護認定の手続、市町村単位の地域支援を区別する。認知機能障害があれば無条件に給付されるのではなく、被保険者・特定疾病等の条件と要介護・要支援の認定が必要である。
各選択肢の検討
a.第1号は65歳以上だが、第2号として40〜64歳の医療保険加入者も含まれる。
b.第1号保険料の基準額は保険者である市町村等が定め、所得区分等によっても異なる。全国一律ではない。
c.医師は疾病・心身の状況などを記載する。最終的な要介護度は認定審査等を経て市町村が決定する。
d.正しい。認知症などによる認知機能の障害も、介護の必要性を判断する対象となる。
e.市町村が設置・委託などによって整備する地域の支援拠点であり、二次医療圏ごとの一律設置ではない。
覚えるポイント
介護保険は身体と認知の両面を評価する。認定者は主治医ではなく市町村。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。