第111回医師国家試験 B14(2017年)
正答:a
問題
我が国の主要死因別にみた死亡率(人口10万対)の推移を示す。
Aはどれか。
a.肺炎
b.心疾患
c.悪性新生物
d.脳血管疾患
e.不慮の事故

正答の理由
Aは戦後に大きく低下して1970年代頃に低値となり、その後は高齢化などを背景に再上昇する肺炎の曲線です。図は粗死亡率であり、年齢調整死亡率と混同しません。出題当時の死因分類・統計で読み取ります。
画像の見方
Aの太い実線は1940年代の高い水準から戦後に低下し、1970年代頃に約20となった後、再び約100近くまで上昇します。悪性新生物の一貫した上昇、脳血管疾患のピーク後の低下とは異なる形です。
各選択肢の検討
a.正しい。戦後の低下と、その後の再上昇を示すAに該当します。2015年の肺炎死亡率は人口10万対96.5です。
b.誤り。主に右上がりで、終点が約150台の曲線です。
c.誤り。終点が約300と最も高い、持続的に上昇する曲線です。
d.誤り。1960年代頃の高い水準から大きく低下している曲線です。
e.誤り。全体に低い値で推移し、災害などに伴う一時的な上昇がみられる曲線です。
覚えるポイント
肺炎の粗死亡率は、戦後低下した後に高齢化などで再上昇している。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。